脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

2017/04123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/06

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
先日の記事(詳しくはコチラ)の中で、認知運動療法を通じて、

適切に圧覚を認識できるようになると、しびれが軽減した患者さん

を紹介させていただきました

その記事の中で、コメントいただきました

いくつか質問をいただきましたので私見をふまえて答えさせていただきます

その質問内容とは…


ブログランキングに参加しています
少しでも多くの方に認知運動療法を知っていただくために、皆さんの応援をよろしくお願いいたします
皆さん応援が力になります  以下のバナーをワンクリックお願いいたします
人気ブログランキングへ1票  ブログランキングのバナー
日本ブログ村 リハビリへ1票 にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ


先日の記事(詳しくはコチラ)の中で、認知運動療法を通じて、

適切に圧覚を認識できるようになると、しびれが軽減した患者さん

を紹介させていただきました

その記事の中で、コメントいただきました

コメントをいただけると、とても嬉しいです

さらに、やる気が出ます

コメントの中で、いくつか質問をいただきましたので私見をふまえて答えさせていただきます




質問1

「脳は、例えば圧覚が認知できない場合、
         代償で別の感覚(しびれは触覚からですか)
                    を亢進させるのでしょうか


痛みの種類の中に、生理学的な痛みなどの痛みに関する抹消の受容器からの刺激による痛みに加えて、

痛みに関する抹消の受容器からの刺激がないのにも関わらず痛みが生じるといった、

中枢性疼痛というものがあるそうです

中枢性疼痛というのは、

幻肢痛や脳卒中後の異常な痛み・しびれなどが挙げられています

中枢性疼痛に関してPerfetti先生は、ある仮説を立てています



それは



中枢神経系に入力される、情報間に不整合が生じると、
           中枢神経系は痛みとして認識してしまうのではないか


といものです



一つ一つの体性感覚が正しく認識できないと、中枢神経系でそれらが整合性を失い、

痛みとして感じてしまうのではないかという仮説です



その仮説に基づいて訓練を行うと、

体性感覚を適切に認識できるようになり、
      それぞれの体性感覚に整合性が持てるようになると、
                               「痛み」は改善する


と考えられます



今回の症例においては、

適切に圧覚を認識できないことが、

しびれの一要因であったと考えられます



不思議なことですが、臨床上は、

適切に認識できるようになると、しびれが軽減する

という経験をすることが多々あります



質問2

今月のOTジャーナルで、肩甲骨の動きを認知することによって
     生物学的構造として筋緊張が低下し…と書いてましたが、
                          何でそうなるのでしょうか


認知運動療法は、認知理論に立脚しています

認知理論について簡単に整理しますと、

人は認知過程を働かせて、いろいろな情報を認識している

認知過程を働かせて情報を認識するための手段として運動がある

認知過程に問題が生じて、適切に情報を認識できないと、
          結果として運動の異常が生じる

訓練としては、認知過程を適切に働かせることによって、
           適切に情報を認識できるようになることで、
                   結果として運動の異常が改善する


と捉えられています



OTジャーナルの症例では、

肩関節の運動覚を適切に認識できないことで、
         結果として、筋緊張の亢進が出現していた


と考えられます



そのため、訓練では、

肩関節の運動覚を適切に認識できるように進めることで、
         結果として、筋緊張の低下が認められた


と考えます



認知理論についての詳細は、カテゴリ内の以下の項目を参考にしていただければ幸いです

認知過程」、「運動の捉え方」、「病態解釈のための認知神経的な仮説とは!?



認知運動療法は、とても難しい印象があると思います

私も興味を持ち始めたころは、どのように訓練を展開すればよいのか日々悩んでいました

しかし、現在は、

認知運動療法の基本概念を理解し、
       評価から訓練を行ううえでの視点や手順を理解すれば、
                  誰でも臨床展開できる


と感じております

ブログを通じて、少しでも認知運動療法の臨床展開が出来るようなお手伝いが出来れば嬉しく思います

「感じるようになったら動けるようになる」

という体験を多くの患者さんにしていただきたいと思っております

なにか不明な点がございましたら、いつでも連絡いただければ幸いです



ブログランキングに参加しています
少しでも多くの方に認知運動療法を知っていただくために、皆さんの応援をよろしくお願いいたします
皆さん応援が力になります  以下のバナーをワンクリックお願いいたします
人気ブログランキングへ1票  ブログランキングのバナー
日本ブログ村 リハビリへ1票 にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ



コメント
この記事へのコメント
No title
 丁寧に解り易く答えていただきありがとうございます。
 なるほど、しびれは中枢性疼痛の一種で、その原因は中枢神経への入力情報の異常から起こるという仮説ですね。
 という事は、対象者さんは多分、このしびれを「手がしびれている」と思っているんでしょうけど、実際は手がしびれているわけではなく『脳が「手がしびれている」と認識している』ということなんでしょうか?

 OTジャーナルの方もありがとうございます。
 「認知過程に問題が生じて適切に情報を認識できないと結果として運動の異常が生じる」
 ここはいつも解ったような解らないようなところなんですよ(苦笑)
 ただ、認知過程(知覚、注意、記憶、判断、言語)の異常が多い人ほど、治療は困難なるというのは何となく想像できます。
 やはり記憶力、判断力や言語能力に乏しい、重度の認知症の方や、乳幼児には認知運動療法は難しいのでしょうか?

 お言葉に甘えてまた質問させていただきました。
2009/04/17(金) 00:46 | URL | getemono #-[ 編集]
しびれる脳
>getemonoさんv-22

まさに『脳が「手がしびれている」と認識している』という状態であると思いますv-21

>やはり記憶力、判断力や言語能力に乏しい、重度の認知症の方や、乳幼児には認知運動療法は難しいのでしょうか?

ご質問ありがとうございますv-352

ベーシックコースにこられた多くの方が同じことを疑問に思われるようですv-21

この件に関しましても、少し長くなりそうなので近日中に記事にさせていただきたいと思いますv-354

よろしくお願いいたしますv-352
2009/04/20(月) 07:00 | URL | 白いなまけもの #-[ 編集]
No title
ありがとうございます。
楽しみにしています。
2009/04/20(月) 22:06 | URL | getemono #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://neurocognitive.blog105.fc2.com/tb.php/98-3dafa6d9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。