脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

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先日、記事にさせていただいた外来リハビリを受けられている脳卒中患者さんのお話

1週間ぶりに外来リハビリにこられました

果たして1週間前の訓練効果は残っているのでしょうか

ドキドキしながら今日のリハビリが始まりました


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先日(詳細はコチラ)、記事にさせていただいた、

外来リハビリを受けられている脳卒中患者さんのお話

北海道の病院で認知運動療法を受けておられた方で、

担当セラピストからの紹介で当院の外来リハビリが始まりました

発症後、半年以上経過していることもあり、週1回からのスタートとなりました



前回のリハビリでは、殿部の接触課題を行いました

訓練後、

適切に圧覚を認知することが出来た結果、

座位におけるしびれが軽減


していました(詳細はコチラ

訓練の最後には、ご自宅で座位を取るときには、

殿部の圧覚に注意をするように指導させていただきました





1週間前の訓練効果が残っているのか

気になるところです

早速、聞いて見ます




セラピスト「前回は、訓練後にお尻のしびれが減っていましたが、その後はいかがですか

     「今は座っていて、お尻はしびれますか


患者さん「今も座っていると、お尻はしびれますね



訓練効果が残っていないようです

少しショックです

負けずに掘り下げて聞いてみます



セラピスト「ご自宅では、座っているときにお尻のグッとくる感じに気をつけていましたか


患者さん「家ではあまり気にしてないですからね



在宅生活で習慣的に注意していなかったようです

訓練効果が残っていないはずです

今回の訓練では、その重要性を伝えたいものです

気合を入れて訓練開始となりました




今日は、静的な座位でも殿部にしびれが出現しています



まずは、前回の復習です

側臥位で殿部に対して、硬度の異なるスポンジを識別する課題を行いました



前回の訓練で注意を向けた圧覚を認識できるか注目です



セラピスト「前回は、お尻で硬さを感じるときに、
      
      どのような感じに気をつけたか覚えていますか


患者さん「お尻にスポンジが触れた時のグッとくる感じですね



しっかり覚えています

これならば、前回よりもスムースに訓練が進かもしれません



まずは、健側の殿部で課題を行い、グッと来る感じを確認します

前回は、健側でも体性感覚に注意を向けるように、

少しは援助(セラピストの手助け)が必要でした



しかし



今回は、健側ではすぐにグッと来る感じを感じることが出来ました



そして、いよいよ患側で行います



強い刺激では、しびれが出現してしまうので、弱い刺激で行います

弱い刺激で行うということは、機能解離からの回復のためにも重要になります

機能解離についての詳しくはコチラ
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一番軟らかい1番のスポンジと2番を比較します

このときに、前回(前回の詳細はコチラ)と同じように接触するタイミングを援助します



セラピスト「今から1番で触りますよ  せ~~のっ




すると




患者さん「ほんの少しグッとくるのがわかります 今はしびれがありません



セラピスト「それでは、今の感じとこれから行う感じを比べてください



2番を接触させます



セラピスト「今から触りますよ  せ~~のっ




すると、すると…




患者さん「さっきよりもグッときますね









前回よりも少ない援助で、しびれなく圧覚を認識することが出来ました

前回の学習がある程度、積み重なっていることだと思います

少しホッとしました



今回は、殿部の圧覚を細分化するようにすすめました



課題の中で、1番と2番をランダムに比較していくと、

患者さん「二つの差が微妙で、比べているうちにどちらかわからなくなります

という記述が得られました




知覚の問題が大きく、圧覚に注意を向けても感覚の違いが小さいために、

記憶することが難しくなっていると考えました




つまり、二つの感覚がぼんやりしていて、覚えにくくなっていると考えました




そこで




二つのぼんやりした感覚では、比較しにくいので、

明確な基準を作る方が良いと考えました



毎回、課題を行う前に1番を行い、

「1番と同じか、それよりもグッとくるか

という課題設定へと変更しました




すると




患者さん「今のほうが良くわかります





そして、課題を進めると嬉しい記述が







患者さん「はじめよりも、わかりやすくなっています



課題を通じて、圧覚の認識が向上しました

これも嬉しい現象です





そして、訓練の最後には、さらにさらに嬉しい記述が






患者さん「神経を研ぎ澄まして圧に注意していると、

     しびれがなくなりますね




自ら注意することの大切さに気付いていただきました



最後に、座位で評価をすると





殿部のしびれは消失しています




再度、自宅で座位を取るときには、殿部の圧覚に注意するように指導させていただきました

前回よりも納得された様子です

また、学習と考えると、はじめは意識する必要がありますが、

徐々に無意識化されていくことも説明させていただきました



今回得られたプロフィールプロフィ-ルについての詳細はコチラ

認知過程の各項目における問題点についてはネガティブ因子として挙げられます

ネガティブ因子に対して、セラピストの援助によって

認知過程における良い部分を用いることで克服していく

という視点で挙げられるのがポジティブ因子となります

プロフィールは毎回、更新されます

徐々に患者さんの認知過程の問題その解決策が明確になっていきます

外来プロフィール②




殿部のしびれが制御されれば、下肢へと進みたいと思います

下肢も触られるとしびれが出現してしまいます

下肢もまずは接触課題からはじめたいと思います



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     臨床展開するための考え方についてはコチラ

    (最初の記事から順に読んでいただくとよいと思います





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