脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

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先日、当院の外来にこられた患者さんの話です

これまで入院でリハビリをしており、外来でのリハビリを希望されている方でした

申し送りをみて驚きました

認知の輪のつながりを感じました


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先日、当院の外来にこられた患者さんの話です

これまで入院でリハビリをしており、外来でのリハビリを希望されている方でした

主治医からの申し送りを見てみると…



私の地元でもある北海道の病院からです

その病院は私も知っている病院でした

北海道から大阪へ



驚きました



患者さんに話を伺っていると地元は関西の方のようですが、

お仕事の関係で長い間、北海道に住んでおられたようです

今回、息子さんが大阪に就職するということもあり、大阪に帰ってこられたようです





リハビリの申し送りを拝見





すると






驚きの内容が






北海道の病院で入院中も、認知運動療法を受けておられた患者さんでした





驚きました






異なる病院間で認知運動療法を受けておられた患者さんを引き継ぐのは、

はじめての経験です



申し送りを拝見させていただくと、

担当のセラピストから当院を紹介していただいたようです

患者さんもご家族も

認知運動療法を継続して受けたい

と強く希望されているそうです




認知の輪の広がりを感じました




患者さんに伺うと、担当だったセラピストは、

7月に開催される認知運動療法学術集会に参加される予定のようで、

その時に、患者さんとの再会を楽しみにされているそうです






早速、訓練を始めます



運動麻痺は比較的軽度ですが、しびれが強い患者さんでした



安静時より右半身にしびれを認めます

座位で下肢を他動的に屈曲させると、

しびれの増強とともに体幹が後傾します

臀部の圧覚や股関節の運動覚に注意を向けるように、

セラピストが言語的な援助を行っても制御することが難しいです



座位で他動的に体幹を左右に重心移動させると立ち直り反応が不十分でした

その時の臀部の変化を問うと、



患者さん「しっかり着いているのはわかりますが、しびれが強くなるのでわかります



圧の変化をしびれの程度で認識しています





ここからどのように訓練を進めるか




私自身は、自分なりに一連の流れに準じて行っています(詳しくはコチラ



座位で下肢の課題を行うのは難易度が高いと判断しました

座位での下肢の課題へ繋げるためにも体幹の制御が重要になります

臥位で課題を行うことにしました



臀部でスポンジの硬度を識別する課題を実施します

座位での臀部の支持する機能(詳しくはコチラ)を改善させるためです



硬度の異なるスポンジの臀部に接触させ、その違いを答えてもらいます





すると





軟らかいスポンジではまったく違いがわかりません




違いの大きい硬いスポンジであれば、違いを認識することは可能ですが、


患者さん「しびれが強いから硬いかな

と、しびれの程度知覚仮説(詳しくはコチラ)にしています



適切な圧覚に注意を向けるように導きます



健側でも課題を行い、軟らかいスポンジでも違いがわかることを確認

当然、しびれは生じません

その時に、

どのような感覚から違いがわかるか

といった知覚仮説(詳しくはコチラ)を聞くと…



患者さん「硬いほうがグッと圧迫されますね



セラピストの援助が少なくても、身体内部(詳しくはコチラ)に注意が向きました

比較的、体性感覚に注意が向きやすい方のようです



健側で学習した「グッとくる感じ」を患側でも探す(注意を向ける)ように指示します




すると





患者さん「ん~わかりにくいです





注意を向けても感じることができません




困りました






そこで





スポンジが臀部に接触した瞬間にセラピストが声をかけることで、

注意を向けるタイミングを援助しました



セラピスト「今からお尻に当たりますからね  せ~~のっ






すると








患者さん「あ 今の方がグッときました



臀部にくわえられる圧覚に注意を向けることが出来ました

軟らかいスポンジの違いを認識することも可能になっています



私もグッときます



「グッとくる感じ」を知覚仮説に課題をすすめました




課題の最後に患者さんに聞いてみます

セラピスト「今、お尻でグッとくる感じがわかるようになっていますが、

      先ほどあったしびれはどうですか





すると





患者さん「あれ








患者さん「さっきより、しびれてないですね



適切に圧覚を認知することが出来た結果、しびれが軽減しました



私もかなり嬉しいです





臥位で訓練を終わらずに、座位というパフォーマンスにつなげます



セラピスト「それでは、今から座りますので、お尻のグッとくる感じを探してください





すると…すると






患者さん「今は、さっきよりもお尻が密着しているのがわかりますね

    「お尻が敏感になったみたいです





最後に体幹を患側へ重心移動させます





すると…






患者さん「お尻がグッとくるのがわかります



セラピスト「しびれはどうですか





患者さん「はじめよりもだいぶ少ないです


訓練前よりも、体幹の立ち直り反応が出現しています







臀部で適切に圧覚を認知することが出来た結果、

座位のパフォーマンスが向上しました




嬉しい瞬間です




患者さんには、在宅で座位をとるときには、

今回の「グッとくる感じ」に注意するように指導させていただきました

そうすることで、在宅での生活もリハビリになるのです



今回得られたプロフィールプロフィ-ルについての詳細はコチラ

認知過程の各項目における問題点についてはネガティブ因子として挙げられます

ネガティブ因子に対して、セラピストの援助によって

認知過程における良い部分を用いることで克服していく

という視点で挙げられるのがポジティブ因子となります
外来プロフィール①




これから、長い旅が始まります

患者さんとご家族と一緒に歩んでいきたいと思います




外来リハで訓練効果が残るのか

1週間後の訓練が楽しみです




その一週間後の訓練については…




明日、アップしたいと思います

乞うご期待です



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



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コメント
この記事へのコメント
No title
 素晴らしいですね。
 そして認知運動療法を行っている場面がとてもイメージしやすいです。しかし将来的に僕に出来るかどうか不安になりました(笑)

 ところで脳は、例えば圧覚が認知できない場合、代償で別の感覚(しびれは触覚からですか?)を亢進させるのでしょうか?
 それとも知覚にはキャパシティがあって、例えば、全体が10だとすると、触覚が9の場合、圧覚は1しか入れないとかですか?
 今回のこの症例の場合「圧覚の認知によりしびれがなくなった」というのがとても不思議なんです。

 また、たまたま今日読んだ、今月のOTジャーナルP334にも「肩甲骨の動きを認知することによって生物学的構造として筋緊張が低下し…」と書いてましたが、何でそうなるのでしょうか?
2009/04/14(火) 00:20 | URL | getemono #-[ 編集]
ご質問ありがとうございます☆
>getemonoさん

コメント及びご質問ありがとうございますv-354

学生さんのころから、認知運動療法にとても興味を持っていただいていることは、とても嬉しく思いますv-22

いただいた質問に対しまして、私見をふまえて答えさせていただきますv-21

少し長くなりそうですので、記事にしたいと思っておりますv-48

よろしくお願いいたしますv-22
2009/04/14(火) 06:25 | URL | 白いなまけもの #-[ 編集]
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