脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

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認知運動療法の臨床に取り組んでおられるセラピストの方々の中には、

日々、悩むことや疑問に思うことがある方が多いのではないでしょうか

その疑問は皆さんも感じてらっしゃるかもしれません

私は一昨年から、認知運動療法の臨床の相談を受けることがしばしばありました

今回、その方の了承を得たうえで、メールでのやり取りをブログで公開することになりました

悩み事を共有できれば、解決も早いはずです

今回はその記念すべき第1回

果たしてその相談内容とは・・・


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「訓練の進め方がわからない

「このような場合はどのように解釈すればよいのか


などなど

認知運動療法の臨床において、

悩むことや疑問に思うことが多いのではないでしょうか


嬉しいことに以前より、たびたび認知運動療法の相談をしてくださるセラピストがいらっしゃいました

ふと気づくと何回もメールのやり取りを繰り返していました

ブログをはじめてからしばらく経ち、

「皆さんも同じことで悩んでいるのではないか

「メール相談のやり取りを公開すれば、皆さんに喜んでいただけるのではないか


と思いつきました

そして、相談をしてくださるセラピストに確認したところ、

ブログでの公開を了承していただきました

今回はその第1回

記念すべき第1回の相談は、2007年10月3日でした

リアルな方が良いと思うので、メールはそのままにしました

質問の部分のみ公開します



2007年10月3日

患者様に空間課題を行ってもらう際、

関節の関係性が分かる人の場合、

その関節との関係性を中心に解いてもらったほうが良いですか?

例えば、股関節、内外転の距離の課題の場合股関節に対して、

足部がどこに位置しているのかでといたほうが良いですか?

それとも股関節内外転筋群の弛緩、伸張の度合いを一人称で答えてもらったほうが良いですか?

また関節の関係性に注意が向かず単関節のみしか注意が向かない人にはどうすればよいですか?

宜しくお願いします。



返信 2007年10月6日

質問の件ですが、わかる範囲で答えさせていただきます。

基本的には、どのような患者さんに対しても「このような方法」というものはなく、

その症例のプロフィールによって治療の展開の方法も異なってくると思います。

常に、特異的病理を観察しながら、

「どのような言語介助をして、認知過程における知覚、注意、記憶、判断、言語のどの部分に介助をしているのか?」

ということを意識しています。

そして、どのような援助をして、患者さんに「思考」してもらえば、

特異的病理が制御されるかを観察し、

問題ー仮説ー検証作業を繰り返していくことが重要と考えます。


また、空間課題を行う際には、

特異的病理が出現しないα角内で行う」

ということは非常に重要になると思います。



質問していただいた内容ですが・・・


①患者様に空間課題を行ってもらう際・・・


 「股関節に対して足部がどこに位置しているのか」

というのは身体内座標(身体内部の情報)ということになると思いますので良いと思いますが、

視覚イメージともいえますので、

個人的には、股関節の運動覚などにも注意を向けさせ、

「股関節が~のように動いた結果、股関節に対して足部がどのようになった」

と、思考させるようにしています。

これは、「内側の太ももがつっぱったから足が外にある」というような思考をして、

世界に意味を与えてしまうことは良いとは言えず、

股関節の運動の結果、「股関節に対して足がどれくらい外にある」

というような意味の与え方をしたもらいたいためと考えます。

臨床上では、視覚イメージだけでは特異的病理は制御されにくく、

運動覚に注意を向けると制御されやすいことが多いように思います。

このとき、筋群の伸張感などは、特異的病理を表すことが多いのであまり使用しないように思います。

自分で同じような運動をしてみると、

以外に伸張感は感じないので「開く感じ」などの方がよいかもしれません。

しかし、患者によって意識経験は異なるので、

健側で股関節の運動覚に注意を向けたときに、

「どのように認識するのか」ということが重要と考えます。



②関節の関係性に注意が向かず単関節のみしか注意が向かない人にはどうすればよいですか?


関係性が構築できない原因も、症例によって異なると思いますので、

それもプロフィールによるとは思いますが、単関節では病理も制御されているが、

複数になると急に病理が出現するといったような場合は、

絵や文字を書いて一つ一つ順序だって注意を向けてもらうことや、

課題を提示するときに二つの関節を同時に運動させるのではなく、

一つ一つ運動させて注意を向けさせるなど、いろいろ工夫をしています。

課題を展開していくときには、患者さんに言語化させることや、

セラピストの介助を徐々に減らしていくことも重要と考えます。



いかがでしょうか

同じことを悩んでいた方はいらっしゃいますでしょうか

コメントや掲示板を通じて、

皆さんでディスカッションできれば良いですね


臨床における相談などがございましたら、

掲示板に書き込んでいただければと思います

「掲示板はちょっと・・・」という方は、

メールフォーム(管理人へのメッセージ)からメールをいただければと思います

メールでいただいた内容に関しまして、ブログで公開するかは、

必ず確認いたしますのでご安心ください

少しでも皆さんの臨床のお役に立てればうれしく思います


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