脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

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1月22日に大阪認知運動療法勉強会に参加してきました

今回の内容は、症例発表とグループディスカッションです

複雑な症例が提示され、

どのように患側で教えるのか

訓練効果を翌日に残すためにはどのようにするのか


という点について、臨床につなげることを目的にグループディスカッションを行いました

各グループから具体的な解決案が提案され、充実した勉強会になりました


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1月22日に摂南総合病院で開催された大阪認知運動療法勉強会に参加してきました

今回の参加者は、約50名でした

内容は、症例発表とグループディスカッションです

当初は、京都回生病院と八幡中央病院の2名先生が発表予定でしたが、

京都回生病院の先生が発表された症例が複雑で、

グループディスカッションが盛り上がり、1名の発表のみとなりました

発表の前には、摂南総合病院の先生が

「明日からの臨床につながるように、

困った点をみなさんでディスカッションを行いましょう」


とおっしゃっていました


症例発表は、京都回生病院の作業療法士である鶴窪先生がされていました

くも膜下出血により、右片麻痺と失語症・失行症を呈した症例です

プロフィールにもとづいた発表が行われました

麻痺側である右上肢の特異的病理が著名に認められ、動作において右上肢の参加は認められません

このような運動の異常に対して、

「どのような認知過程の異常が原因か

「訓練として、どのようにセラピストが援助すればよいのか


ということを明らかにするためにプロフィールが作成されます


右上肢は痛みの訴えが強く様々な感覚の認知が困難です

左上肢において、開眼・閉眼ともに「どこが動いているのか」を認識することができません

身体部位と名称を照合させることも難しいそうです

運動性失語があり、身体に関する記述は行えません


失行症については、感覚情報の変換について評価が行われました

認知運動療法では、失行症とは

「概念構造と動作構造の間の相関を規定している規則がうまく活性化できない」

ことが問題であると考えられ、

頭頂葉下部(頭頂連合野)の複数の感覚情報が統合される機能に着目しています

情報変換
(脳のリハビリテーション[1]中枢神経疾患 より引用)

失行症についての詳細はコチラ
脳のリハビリテーション:認知運動療法の提言〈1〉中枢神経疾患脳のリハビリテーション:認知運動療法の提言〈1〉中枢神経疾患
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今回の症例では、

視覚→視覚

体性感覚→体性感覚

視覚→体性感覚

体性感覚→視覚

などの情報変換が困難であり、セラピストの援助が必要なようです


非常に認知過程の問題が多く、複雑な症例でした

皆さんもこのような複雑な症例に対して、

どのように訓練を行うか困ってしまう経験があるのではないでしょうか

今回は、

どのように患側で教えるのか

訓練効果を翌日に残すためにはどのようにするのか


という2点についてグループディスカッションが行われました


4班に分かれて、ディスカッションを行います

複雑な症例ということもあり、各班ともに盛り上がっていました

約1時間のディスカッションが続き、最後に各班からの発表がありました


全体的には、

セラピストがどのようなパフォーマンスを改善させたいのかを明確にすること

認知-生物学的構造-経験の三項関係で病態解釈を行うこと

問題-仮説-検証作業によって一つ一つ明確にしていくこと


などが提案されました


私たちの班からは、

どのように患側で教えるのかについては、

患側でわかり易い情報を見つけて、健側で十分に課題を行った後に患側で行う

ということを前提として具体的な手順を提案しました

患側で特異的病理の少ない部位を明確にし、どのような情報で痛みの訴えが少ないか評価する(教える情報の種類と部位を決定する)

健側でで決定した情報と部位で十分に課題を実施する

   そのときに以下の点に注意する

   どのような問題か十分理解させる(問題の表象化)
   
   難易度を下げて行う

   視覚を活用する

   身体部位については絵や文字を用いて理解させる


患側で課題を行う


訓練効果を翌日に残すためにはどのようにするのかについては、

課題はパフォーマンスにつなげる

少しでも記憶しやすいように過去の経験につなげる

訓練効果を「楽」、「気持ちいい」などの情動にもつなげる


などが挙げられました

また、グループ内のセラピストから、

病理があるときは「ギーッ」

病理が制御されたときは「スーッ」

というように、身体の動きを擬音語で言語化させると訓練効果が持続しやすかった

といった経験も報告されました


各班から様々な解決案が提案されました

勉強会終了後、発表された鶴窪先生が、

「いろいろアドバイスをいただけて良かったです」

とおっしゃっていました

臨床につながる充実した勉強会となりました

発表の準備は大変だったと思います

本当にお疲れ様でした

来月は八幡中央病院の先生が症例発表をされるそうです



勉強会終了後、京都回生病院の先生方と9名で食事に行きました

軽く食事だけのつもりでしたが、店が開いておらず居酒屋となりました

参加された京都回生病院の先生方は、熱くて若い方が多く、色々なお話をさせていただきました

とても楽しい時間となりました

同じ分野に興味を持つ仲間と話をするのは、認知の輪が広がっているのを感じる瞬間でもあります

食事会の最後には、京都回生病院の先生から、

「よろしければ院内の勉強会に来てください

という嬉しい提案をしていただきました

私ができることは限られていますが、ぜひとも参加させていただきたいと思います

京都回生病院において認知運動療法が広がっていくお手伝いが少しでもできれば嬉しく思います


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