脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

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脳梗塞によって左片麻痺という障害をお持ちの方

立つと、左半身は違和感が強く支えることができません

左半身について、

信頼できない」「切り離したい

とおっしゃっていました

脳梗塞や脳内出血後の回復に大切な

目に見えないこととは


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脳梗塞によって左片麻痺という障害をお持ちの女性です





脳梗塞を発症されてから数年間、

数箇所の施設でリハビリを続けてきたそうです





その方が認知運動療法を受け始めたのは、

年の瀬が押し迫る昨年の12月でした





はじめてお会いして印象的だったのが、

「左半身は信頼できない

という言葉でした





よくお話を伺ってみると、

「左半身は、とても重たいし、触れると嫌な感じがする

「立ったり、歩いたりしても支えることができないので信頼できない

自分の体という実感がないので切り離したいです

とのことでした





詳しく評価を進めてみると、

左半身を触ったり、動かしたりする中で、

どの程度の強さで触っているのか

どの程度動いているのか


といったことを感じることができず、

同時にとても不快な感覚が生じるそうです





立った姿勢や歩いている中では、

左半身からは不快な感覚が生まれ続け、

左足は全く頼りにならない様子





左足が頼りにならない状態で、

転ばずに体を支えなければならないために

右手と右足で必死に力を入れています





まさに

左半身は信頼できずに右半身に頼っている状態

です





それでは、

信頼できる足

になるためにはどうすればよいのでしょうか





姿勢のメカニズムを考えてみます





立った姿勢や歩いている中で、

麻痺側の足で安定して体を支えるためには

体や足がどこにあるのか

体や足がどの程度動いているのか


といったことに加えて、

重心の移動に伴って、

足でどれだけ体重がかかっているのか

ということを感じることが必要になります






まっすぐに立った姿勢では、

左右の足の裏で均等に体重がかかっている感覚

を感じることが必要になります

WS000001_20110208002008.jpg






そして





麻痺側(左側)に体重がかかったときには、

さらに麻痺側の足の裏に体重がかかる感覚

を感じると共に、

その程度に応じた筋肉が働くことによって、

体を支えることができます

WS000002_20110208002404.jpg






その結果として、

麻痺側で体を支えているという安心感

を実感することができるのです





今回、ご紹介させていただいた

脳梗塞によって左片麻痺という障害をお持ちの女性は、

麻痺側の足がどのような姿勢になっているのか

麻痺側の足の裏にどれだけ体重がかかっているのか


といったことを感じることができませんでした





そのため、

麻痺側の足の位置関係を感じる訓練

を行うと共に

麻痺側の足の裏で圧力を感じる訓練

を行ってきました





そして、最近





麻痺側の足の裏の感覚が

感じることができるようになってきました





「前の麻痺側の踵は、地面に着いても、

  梅干の種のように硬くて小さい踵のようだったけど、

  今は、ぼんやりだけど輪郭があって軟らかい踵に感じます

というように麻痺側の踵の印象が変わってきました





そして





立った姿勢で、麻痺側へ体重をかける際に

麻痺側の足の裏が重たくなる感覚

に注意してもらいました





すると





「今は、輪郭のある足の裏が重たくなるのがわかります

同時に、麻痺側の足にも自然に力が入り、

体を支えているのがわかります





あんなに力が入っていた右手足にも

ほとんど力が入っていません





麻痺側の感覚を感じるようになることで、

麻痺側の足が自然に力が入る
ようになったのです





終了後





最近の変化を伺ってみました





すると





「前までは左半身は嫌な感じがするから、

どうすればよいのかわからなくて切り離したいと思ってたけど、

最近は、少しずつ感じることができるようになってきて、

  少しずつ自分らしい体になってきました

   少しずつ愛おしくなってきた

   やっと少しは信頼できる足になってきたかな





その時の笑顔が印象的でした





歩く中での課題は、まだまだありますが、

これからも諦めずに共に歩んで行きたいと思います





一般的には、

リハビリによる回復 = 動くこと

と思われがちです





しかし





動くけれども自分の手足ではないようだ

動くけれどもどこか違和感がある

というような声をよく耳にします





脳梗塞や脳内出血後の回復には、

目に見える動きだけではなく、

目に見えない

自分らしい体の感覚や

信頼できる体の感覚を取り戻すこと


も大切になるのです







どのような感覚を感じればよいのか

どうすれば感じることができるようになるのか


といったことは、

お一人お一人の脳の状態によって異なりますので、

詳しい評価を行うことが必要になります





まずは、お気軽にご相談ください

少しでもお役に立てると嬉しいです


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



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コメント
この記事へのコメント
私の場合とは全然違いますが、
前に進んでいっている実感を
感じられると、とても
うれしい気持にはなりますね。
残念ながら、それを感じる事が
ほとんどない状態ですが…(:_;)。

振り返っても、0には戻れないから
前を見て、頑張ります

2011/02/08(火) 18:04 | URL | あねさん #-[ 編集]
自分の体を取り戻す旅
>あねさんさんv-22

コメントをいただきまして、ありがとうございます。

前に進んでいる実感がないことは
とても不安なことだと察します。

変化を実感し、ご自分の体を取り戻す旅は
長く続くかもしれませんが、
きっと前に進んでいくと信じております。

『リハビリテーションに奇跡はない。されど進歩はある』

イタリアのセラピストの言葉です。
一日も早い回復を心から願っております。

何か私にできることがございましたら、
いつでもご連絡いただければ嬉しく思います。
2011/02/08(火) 18:45 | URL | 生野達也 #-[ 編集]
分かりやすい解説、ありがとうございます。
足の裏は、どんな風に感じているのか、今度は気をつけてやってもらいます。
2011/02/09(水) 01:31 | URL | sally #-[ 編集]
足の裏の大切さ
>sallyさんv-22

コメントをいただきまして、ありがとうございます。

立ったり、歩く際、足の裏の感覚はとても大切になります。
しかし、動きの中で気をつけていただいても
良くわからないこともあると思います。

そのような時は、安定して座った姿勢などで
sallyさんの手で強弱をつけながら、
ご主人の足の裏をやさしく押していただいて、
「圧力の強弱がわかるか?」
といったことに気をつけていただくと
わかりやすいかもしれません。

お役に立てれば嬉しく思います。
また何かうまくいかないことなどが
ございましたら、いつでもご連絡
いただければ幸いです。
2011/02/09(水) 07:48 | URL | 生野達也 #-[ 編集]
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