脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

2017/09123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/11

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「上手く歩くことができない

「上手く手足を動かすことができない

といった目に見える運動の問題の裏側には、

目に見えない問題が潜んでいます

キーワードは、

二人で一つです


ブログランキングに参加しています
本日もブログ読んでいただきまして、ありがとうございます
 
よろしければ本日も応援のワンクリックをお願いいたします
ただ今2位 日本ブログ村 リハビリへ1票 にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ
ただ今83位 人気ブログランキングへ1票  ブログランキングのバナー


去る10月19日は、

大学院の講義を受けるために、

広島県へ行っていました





後期からの講義では、

これから始まる研究に関連した

文献を整理することが中心になっています





今回は、大学院の講義で整理した文献の中から、

感覚-運動シェマ

という言葉をご紹介します





脳梗塞や脳出血によって、

麻痺という障害をお持ちの方々の中には、

「上手く歩くことができない

「上手く手足を動かすことができない

といった運動の問題の原因を

麻痺があることや筋力が弱っているため

と考えておられる方がいらっしゃいます





しかし、筋力を鍛えるための練習

繰り返すことによって、

思うような回復が得られているでしょうか





中には、

筋力を鍛える練習をすればするほど、

麻痺側の手足の緊張が高くなってしまい、

反対に動きにくくなってきた

という方もいらっしゃるのではないでしょうか





ここでのポイントは、

「動く」ためには、

    「動く」ことだけではなく

        「感じる」ことも必要


ということです





「動く」ためには、筋肉の働きが必要です

そして、

「感じる」ためには皮膚や関節にある

受容器と呼ばれるセンサーと、

センサーからの信号をキャッチする脳の働き

が必要になります

これらは、バラバラではなく、

一つにつながって働く

ことが大切になります





運動心理学という分野の言葉に

感覚-運動シェマ

という言葉があります

新版 運動心理学入門新版 運動心理学入門
(1987/03)
松田 岩男杉原 隆

商品詳細を見る






シェマ(図式:schema、スキーマ)とは、

「経験の集積によって形成される一種の心的な枠組み」

と言われており、

これまでの経験によって、

こうすればこう感じるだろうという予測がつく枠組み

認知的シェマと呼ばれています





そして





その認知的シェマと協応して、

運動制御を適切に可能にする枠組みが、

感覚-運動シェマ

と呼ばれています





つまり、

脳の中で

「このように動けばこのような感じが得られるはず」

といった予測の貯蔵庫があり、状況に応じた

感じるための予測が立つことによって、

脳の中で正しい運動が作られ、

筋肉の働きが調整される

ということです





動き方の違いや状況の変化がある場合は、

「動きが変わったならば、こんな感じがするはずだ」

「地面が傾いたので、足ではこんな感じがするはずだ」

といったように、

脳の中で予測される感覚は変化します

そして、それにともなって

脳の中で作られる運動は変化する

ということになります





「麻痺側の手足の緊張が高くなってしまう」

といった目に見える問題の裏側には、

感じる予測ができていない

といった目に見えない問題

隠されていたのですね





まさに、

「動く」ことと「感じる」

     ことは二人で一つ


なのです





ここで注意点としましては、

「足が地面についたら痺れる」

といったように、

良い方の感覚とは異なる感覚

で予測を立ててしまうことは、

あまり良いことではありません




反対に、

麻痺側の手足が硬くなる原因

になってしまう可能性もあります





良い方の感覚と同じような感覚

を麻痺側でも予測し、

感じることが理想になります





麻痺側の手足においても

良い方の感覚を同じように感じる

ことは、すぐには難しいことですが、

お一人お一人の状態に合った練習を

段階的に進めていくことで、

徐々に感じることができるようになる方が

多くいらっしゃいます





焦らず、一歩ずつ

前に進んでいくことが大切

になると思います





まずは、

無意識にパッと動くのではなく、

ゆっくりとご自分の動きに気をつける

ことからはじめてみるのも良いかもしれません







ここでお知らせ





先日の記事(詳しくはコチラ)で紹介させていただいた、

セラピストを対象とした

大阪認知運動療法勉強会主催のオープン勉強会

の定員が締め切り間近となっています





南は高知県

東は東京都、埼玉県

西は岡山県

北は鳥取県、福井県

と全国からの申し込みが来ています





定員まであと数名




受講をご希望の方は、

お早めにお申し込みください

(詳しくはコチラ





(今回の記事で紹介させていただいた書籍はコチラ

新版 運動心理学入門新版 運動心理学入門
(1987/03)
松田 岩男杉原 隆

商品詳細を見る




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



お体や認知運動療法についての無料メール相談を受け付中

   脳梗塞や脳内出血、整形外科疾患などによる障害をお持ちの方やセラピストの方などで、  

   ご希望の方はブログ左の「無料相談メールはこちら」に入力していただくか、

   コチラのメールアドレスまでメールをいただければ幸いです  

          『neurocognitive.rehabilitation@gmail.com』





脳のリハビリである認知運動療法について知りたい方コチラ






脳のリハビリである認知運動療法の具体的な訓練場面コチラ






脳のリハビリである認知運動療法を

     臨床展開するための考え方についてはコチラ

    (最初の記事から順に読んでいただくとよいと思います





ブログランキングに参加しています
本日もブログ読んでいただきまして、ありがとうございます
 
よろしければ本日も応援のワンクリックをお願いいたします
ただ今2位 日本ブログ村 リハビリへ1票 にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ
ただ今83位 人気ブログランキングへ1票  ブログランキングのバナー



コメント
この記事へのコメント
はじめまして
はじめまして

長崎で理学療法士をしています下田といいます.

私も整形外科をメインに認知運動療法を先輩に相談しながら行っています.

楽しくブログを拝見しました.

これからも覗きに来させてもらいますv-7

ちなみにアメブロをやってます.よろしければ覗いてください.
http://profile.ameba.jp/8782962/

2010/10/24(日) 12:00 | URL | 下田 #-[ 編集]
よろしくお願いいたします
>下田さんv-22

はじめまして。
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
臨床において、認知運動療法を実践されているのですね。
いろいろと情報交換をさせていただければ嬉しく思います。

ブログへも訪問させていただきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
2010/10/29(金) 17:14 | URL | 生野達也 #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://neurocognitive.blog105.fc2.com/tb.php/346-b9aded06
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。