脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

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去る12月5日に京都の認知運動慮法勉強会に参加しました

報告が遅れて申し訳ありません

今回の内容は

先日開催されたアドバンスコースの伝達

自由な臨床を目指す訓練の提案と題した実技

でした

イタリアの臨床の奥深さと常に進化していく姿勢を感じました

実技では、セラピストが患者さんに教え込むのではなく、

自然に導いていく
ことの重要性を感じました


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去る12月5日に京都の認知運動慮法勉強会に参加しました

他の勉強会の準備などのため報告が遅れてしまいました

今回は後輩たちと6名で参加です

業務を切り上げ5時45分の電車に飛び乗り、京都へ向かいます

6時45分から勉強会が開始です

業務終了後、何も食べずに参加すると集中力が切れそうになるので、

京都駅でおにぎりなどを急いで詰め込んでから勉強会に向かいます

今回の参加者は約20名

内容は

先日開催されたアドバンスコースの伝達(上京病院の堀口先生)

自由な臨床を目指す訓練の提案と題した実技(上京病院の佐藤先生)

でした



アドバンスコースの伝達では、3日間の講義の中から

F.Pante先生の「手」に関する講義についてまとめて報告されました

脳の鏡 手の回復―認知運動療法の挑戦―と題された講義であり、

これまで長年行われてきた「手のリハビリテーション」に対する訓練を見直すというものでした

1970年代から始まり今日までの「手のリハビリテーション」に関する解釈を整理したうえで、

新たな視点を取り入れて「手のみの特性」を考慮した新しい訓練が提案されました


1970年代には、手を運動の器官だけではなく、触覚の器官として捉えることが重要視されました

脳卒中患者さんの手の機能回復が生じにくいことに対して、

手の特異性である「触覚のための器官」ということが考慮されていない

ことが仮説として挙げられました

そして、触覚情報と触覚・運動覚情報の訓練が実施されました


1980年代には、大脳皮質の対応領域と機能が重要視されました

手の運動について一次運動野に限って論じることは無意味であり、

大脳皮質全体の機能を考える必要性が挙げられていました

そして、行為を分析するうえでリーチング、アプローチ、把持といった

機能として捉えることが重要視されました


1990年代には、手を身体と同様に捉えることが重要視されました

上肢と下肢の相互作用

両手を使う作業

体幹と正中線

といった行為をシステムとして捉えることが重要視されました

また、この頃に運動イメージが訓練に取り入れられました


2000年代には、意思経験が取り入れられ「認知を生きるプロジェクト」が始まりました

リハビリテーション専門家と患者さんの言語が重要視されました

患者さんがどのような情報を認識しているのかを知るために、

認識するときに何を感じ、どのような感覚を覚えるかといった意思経験を聞く取り組みがなされました

また、どのような思考によって認識しているのかを知るためにプロフィールを作成することが重要視されました


そして、今回、「手のみの特性」を考慮して新しい訓練が提案されました

手の特徴的な情報メカニズムとして、

対象物を包み込むようにして探索することができる

目絵は見えないところにあるものを見ることができる

主体の意図に応じて表面形状を変化させることができる

ことなどが挙げられ、それぞれに対応した新しい訓練が提案されました


3日間の講義のうち、1.5日の講義を凝縮した内容でしたので、十分には理解できない部分もありましたが、

イタリアの臨床の奥深さと機能回復のために、新しい知見を取り入れて常に進化していく姿勢を強く感じました



次は、自由な臨床を目指す訓練の提案と題した実技です

上京病院の佐藤先生から訓練における提案がなされました

セラピストは訓練において「どうしてそのように思ったのか」といった

問いかけをしすぎてはいけないのではないか

ということです

患者さんに対して無理に教え込むのではなく、

患者さんと経験を共にする関係
が重要であると言われていました

そのため、セラピストははじめから「どうしてそのように思ったのか」と問いかけるのではなく、

まずは、患者さんが素直に「物体や身体について感じること」を聞くことが提案されました

実技では、色々な道具を用いて様々な問いかけを行い、

「素直に感じること」を聞いていきました

臨床場面はあまり考えずに「感じること」を聞いていく中で、

「意外にこんなことを感じているものですね」

などの発見があり、日々の臨床で教え込んでいるのではないかと反省しました


認知運動療法では、行為を機能として捉えています

セラピストがどのような機能を改善させたいのかに応じて、

どのような情報が重要かが、ある程度特定されると考えます

今回の実技を通して、セラピストは「どのような情報を認識できていないのか」ということを考えながらも、

はじめから患者さんに教え込むことはいけないのだと改めて感じました

患者さんとの自然なやり取りを通じて、セラピストが患者さんを導いていくことが重要と考えます



勉強会終了後は駅まで歩きながら上京病院の佐藤先生とディスカッションをさせていただきました

話が盛り上がり、しばらく立ち話です

すると、佐藤先生から「せっかくなのでお茶でもしながらお話しませんか

とおっしゃっていただきました

こんな機会はめったにないと思い、喜んで京都駅前の喫茶店へ

勉強会を通じて何を・どのように伝えるのか

参加された先生方が臨床で実践できるためには、どのような勉強会にすれば良いのか

などなど

熱い話になりました

私は「認知運動療法の臨床は考え方を理解すれば誰でも実践できる」 と考えており、

そのためには「臨床における考え方」を理解することが重要ではないか

とお話させていただきました

熱い議論は続き11時ごろに帰路に着きました

家にたどり着いたのは12時半

私のようなものにお時間を作っていただいた佐藤先生に感謝いたします


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