脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

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去る2月26日に

大阪認知運動療法勉強会に参加しました

内容はマスターコース印象記

今回の内容が、

新しいことではない

というその意味とは


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去る2月26日

大阪認知運動療法勉強会

に参加しました





内容は、

2月初旬にイタリアで開催された

認知運動療法マスターコースの印象記

です




CIMG2352_convert_20100226235846.jpg

今回は約50名が参加





発表者は、摂南総合病院の

中野英樹先生

です





今年のマスターコースでは、

身体と精神はユニットである

「身体は自由である」とは何か


という2点がテーマであったようです





今回の勉強会では、

「身体は自由である」とは何か

について発表されていました

CIMG2354_convert_20100227000104.jpg




イタリアの臨床では、

これまでの訓練の中から

反省点

があったようです





訓練において、セラピストは

患者の選択を限定・誘導しすぎていた

ということと

過剰な言語援助を行っていた

ということです





まずは、

一つ目の反省点である、

患者の選択を限定・誘導しすぎていた

ということについて





脳のリハビリである認知運動療法では、

認知問題(詳しくはコチラ)を通じて、患者様に

運動に必要な体性感覚情報に注意を向けていただく

ことが訓練となります





その時に、セラピストが

注意を向けるべき体感覚情報を

    限定しすぎていたのではないか


ということです





ヒトが動く時には、動き応じて、

感覚情報情報はめまぐるしく変化

します

また、段差や坂道に気がつかなくても、

瞬時に対応することができます





「動く」ためには、

状況に応じて、さまざまな体性感覚情報を選択する

という

臨機応変な(自由度の高い)考え方

が必要なのです





そのためにも、

訓練においては、

注意を向けるべき体性感覚情報を限定する

だけではなく、

状況に応じて体性感覚を選択する課題

が必要なのではないか

という議論になったようです







次に







もうひとつの反省点である、

セラピストが過剰な言語援助を行っていた

ということについて





脳のリハビリである認知運動療法の訓練では、

患者様が適切な体性感覚情報に注意を向けて、

「感じて」いただくために、

セラピストが声をかけることがあります




セラピスト「膝関節のなめらかに動く感じに注意してください

といったことです






声をかけることで、

患者様の注意が向き「感じることができる」

ようになることは良いことです






しかし






日常生活で、常にセラピストが隣にいて、

声をかけ続けるわけにはいきません





臨床の中で、

セラピストの声かけがあれば感じることができる

けれども、

セラピストの声かけがなければ感じることができない

という問題が生じたようです





機能回復のためには、

セラピストの声かけがなくても、

患者様がご自分で考えて注意を向けることができる

ようになること必要になります





日常生活において患者様お一人で、

「感じながら動く」ことが「楽に動く」

ことに繋がります





そこで





これまでの訓練では、

セラピストの言語援助(声かけ)が過剰であったのではないか

という議論になったようです







以上、2つの反省点を踏まえて、

訓練の具体例

が提示されました





注意をしてもらう体性感覚情報を指示せずに

多くの体性感覚情報が変化する設定で、

課題を提示します





そして





1回目と2回目で、

何が違いますか

何が同じですか


という問題を出します





患者様は、

多くの体性感覚情報の中から、

1回目と2回目を記憶し、

何が変化していて

何が変化していないのか


ということを

自分で考える

必要があるのです





わからなかったとしても、

すぐに答えを教えるのではなく、

課題の出し方(詳しくは省略しますが…)を変えることで、

患者様に気づいていただけるように導きます







とても、難しい訓練にみえますが、

脳のリハビリである認知運動療法の本質

をついた訓練だと感じました







講義の後…







摂南総合病院の塚本芳久先生

からコメントがありました

CIMG2353_convert_20100226235955.jpg




それは





認知運動療法ほど原理に忠実な理論はない

と前置きされたうえで





今回のマスターコースの内容は、

新しいものではなく、

   これまでの訓練が洗練化されたもの


だということです





今回の内容は、

Vygotskyの最近接領域

のことだそうです





子供の発達を例に挙げて説明されます





子供が学習するための難易度は、

親が少し手助けをしてできる難しさ

が適当なようです





子供が遊んでいた物を失くしてしまった

ときに親はどうすれば良いでしょうか





親が物のある場所を分かっていたとしても、

すぐに

子供に教えてしまっては学習になりません





物は見つかったとしても

学習したのではなく、

親の指示に従っただけ

になります





きっと、同じことを繰り返すでしょう





そのような時に、

子供に学習してもらうためにはどうするか





子供の認知過程を考えます





今回は、

物があった場所を忘れてしまった

という認知過程における記憶の問題

が原因となります





子供が学習するためには、

親は子供の記憶に対する手助け

を行うことが求められます






どのようにすればよいでしょうか






それは






「最後に遊んでいたのはどこ

と聞くことだそうです





子供は自分の記憶を辿り、

遊んでいた物を見つける

ことができれば、

「物を失くした時には、これまでの行動を思い出せば良い」

ということを学習することになります







今回の訓練における

セラピストの少しの手助けで解決できる難易度で、

   患者様がご自分で考えて問題解決できるように導く


ということと共通しています







マスターコースの内容は、

一見、真新しいように見えますが、

脳のリハビリである認知運動療法の
         
基本原理を基に年々アップグレードしている

ことになるのです





認知運動療法の基本原理の理解を深めるとともに、

これまでの歴史を順序立てて理解する

ことの大切さを実感しました





患者様の機能回復へ向けた長い旅路は続きます










脳のリハビリである認知運動療法を知りたい方コチラ






脳のリハビリである認知運動療法の具体的な訓練場面コチラ






脳のリハビリである認知運動療法を

 臨床展開するための考え方についてはコチラ

(最初の記事から順に読んでいただくとよいと思います









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