脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

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何度か登場している片麻痺の患者さん

痺れが強いのですが、

徐々に回復傾向でした

しかし、最近

あまり調子が良くない様子

どうやら回復の波があるようです

やはり変わらなければいけないこと

がありそうです


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何度か登場している片麻痺の患者さん

(詳しくはコチラ①コチラ②コチラ③コチラ④コチラ⑤






麻痺側上下肢に痺れが強いのですが、

訓練を通じて、

体の動きについての感覚に注意を向ける

ことができれば、

痺れが軽減していました





徐々に回復傾向でした









ところが最近








あまり調子が良くない様子





回復の波があるようです









患者様「立ったり歩いたりすると、足がキーンとなるんよ





実際に歩いている姿を観察してみると、

認知運動療法開始時よりは、

かなり軟らかく歩くことができていますが、

昨年末よりは少し硬い様子








これまで、

徐々にではありますが、

痺れが軽減し、

軟らかく歩くこと

ができつつありました












なぜ、調子が悪くなったのでしょうか












詳しくお話を聞いてみます










すると、

自宅での生活

に変化がありました








それは








杖歩行が始まったことです







今までは壁をつたって歩いていましたが、

軟らかく歩くことができるようになったため、

杖で歩くようになったそうです









杖で歩けるようになったことは

素晴らしいことです













しかし














良く伺ってみると、そこに

調子が悪くなったヒント

が隠されていました











それは













注意して歩かなくなった

ということです





その原因は、

発症前からの

思考の特徴

にありました









認知運動療法を開始した

昨年の4月の時点では、

痺れが強く、

右半身の筋緊張が高い状態でした





昨年末までは、

日々の訓練で学んだ、

痺れが少なく動作するための注意点

(体の動きについての感覚)

を日常生活でも気をつけていたそうです






患者様は、

注意をすれば適切な感覚を感じる

ことができ、その結果、

痺れが軽減していました









しかし









発症される前のお話を聞いてみると、

自らの身体や感覚のことを注意したり話したりすることが苦手

だったそうです





発症される前は、

ゴルフをされていたそうですが、

他の方にスイングのフォームについて聞かれた際、

自分の体がどうなっているか、どう表現してよいのかわからない

と感じていたそうです





ゴルフのフォームについては、

「細かいことはわからないが、

     まっすぐ飛んだときのフォームを覚えておく」

そうです









どうやら、

発症前から、

運動の過程には注意が向きにくく、

       運動の結果に注意が向きやすかった


ようです








認知運動療法では、

運動を行う過程

を重要視しています





訓練を通じて、

運動を行う過程における

体の動きについての感覚

に注意を向けることを

患者様に学習していただきます







発症前から

ご自分の身体について気をつけることが苦手

だった方が

感覚に気をつけながら日々の生活を送ること

は、とても大変なことだったと思います








とてもエネルギーがいることだったと思います








杖歩行が始まった、

昨年末からのことを伺ってみると…









患者様「杖で歩くようになってからは、

         あんまり気をつけなくなった

患者様「自分ではよくわからないけれども、

       嫁が歩く様子を見て、『今は軟らかく歩けている』と
   
                  言っていたから良いかと思っていました





お話を聞いていると

発症前のゴルフと同じように、

運動の過程に注意が向いていない

ことがわかります






これまで、

感覚に気をつけながら日々の生活を送っていましたが、

軟らかく歩くことができるようになると共に、

ついつい気をつけなくなってしまっていたようです






運動の過程に注意が向きにくい

という発症前からの

思考の特徴

を変えることは、

簡単なことではありません








おそらく、年末からは

注意して歩かなくなった

ことによって、徐々に

痺れが強くなってきたのだと思います






今回の訓練では、

これらのことを十分に説明させていただいた上で、

体の動きについての感覚

に注意を向けることによって、

痺れが軽減することを

改めて実感していただきました










訓練後…














患者様「やっぱり気をつけないといかんのやね





変化を実感していただきました





少し反省された様子です










認知運動療法では、

体の動きについての感覚

を感じようとするときに働く

認知過程(詳しくはコチラ

を治療対象としています





認知過程は、

感じようとするときの特徴

とも言えると思います





そして





認知過程は、

これまでの人生経験

によって培われ、

一人ひとり異なります









ある状況に対峙したときに、

どのようなことを感じるか

は一人ひとり異なります





同じ風景でも、

どのようなことを感じるか

は一人ひとり異なると思います





はじめてその風景を見る人でも

これまでたくさんの風景を見てきた人と

そうでない人では、

同じ風景から「感じる」ことは違うと思います





同じ風景から、

恋人との懐かしい思い出

を思い浮かべる人もいれば、

明日からの仕事に対する情熱

を抱く人もいると思います




どのようなことを感じるのか

は、その人がこれまでの人生経験によって培われた

価値観や考え方といった

その方の思考の特徴に影響される

のだと思います





認知運動療法では、

訓練を通じて、

患者様の認知過程(思考の特徴)

を変えることで、

運動機能回復を図ることを目的としています










思考を変える









それは、

簡単なことではありません






徐々にしか変わらないかもしれません










変わっていく過程においては、

今回のような

回復の波

があるかもしれません








思考を変えるためにも、

日々の訓練によって、

「感じることが動くことに繋がる」

という良い経験

していただくことが重要になります








回復の波に寄り添い、

徐々に波が落ち着くように

導くことがセラピストの役割

になります







患者様との回復へ向けた航海は続きます



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



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