脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

2008/10123456789101112131415161718192021222324252627282930312008/11

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
11月20日に京都認知運動療法勉強会に参加しました

今回の内容は

認知運動療法の基本概念の紹介

グループに分かれて上肢の実技

症例検討

でした

中でも印象に残ったのは、認知問題に対して

「患者さんに自由に記述してもらうのが良いのではないか」

ということでした


ブログランキングに参加しています
少しでも多くの方に認知運動療法を知っていただくために、皆さんの応援をよろしくお願いいたします
皆さん応援が力になります  以下のバナーをワンクリックお願いいたします
人気ブログランキングへ1票  ブログランキングのバナー
日本ブログ村 リハビリへ1票 にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ
アップが遅れておりましたが、去る11月20日に京都認知運動療法勉強会に参加しました

いつもは後輩たちと複数で参加することが多いのですが、

今回はみんなの都合がつかず一人で参加しました(←少しさびしい

電車に揺られること約1時間

その間、同僚に薦められた本を読みました

なぜあのリーダーに人はついていくのかなぜあのリーダーに人はついていくのか
(2008/06/13)
中谷 彰宏

商品詳細を見る


大阪に来てから急に後輩が増えたこともあり、このような本を読むことが増えました

「ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)ができないなど、スタッフが自分の言うことを聞かないのはスタッフのせいではなく自分にある

などなど

読んでいると「なるほど」と感じることが多く、とても勉強になります

患者さんとの訓練も、後輩や学生の教育も

「どのように教えるか」

「どのように伝えるか」


ということが重要になるのだと思います

集中して本を読んでいると、以外に早く京都に到着です



今回の勉強会の参加者は約20名

今回も初めて参加される先生方もいらっしゃいました

ベーシックコースはまだ受講されていないようでした

この勉強会を通じて少しでも認知運動療法の可能性について感じていただければいいなと思いました


今回の内容は

上京病院の佐藤先生による「認知運動療法の基本概念の紹介」の講義

グループに分かれて上肢の実技

上京病院の勝山先生による症例検討

でした


「認知運動療法の基本概念の紹介」の講義では、

佐藤先生から基本概念についてまとめて述べられました

講義の中で印象的だったのが、

認知問題を通じて評価を行うときに、

「はじめは細かいことを聞かずに患者さんに自由に記述してもらうのが良いのではないか」

ということでした

私の解釈を含めて整理したいと思います


認知問題を通じて患者さんの認知過程を評価し治療することが求められます

そのときに重要になるのが知覚仮説であり、患者さんの言語記述(一人称記述)から知ることができます

講義の中で、評価を行うときに特にはじめは

セラピストから患者さんに聞きすぎない

認知問題を通じて物体と相互作用した経験を自由に記述してもらう

ということが述べられていました

認知問題に対して「どのような知覚仮説を立てていたのか」を知るために、

セラピストは患者さんにいろいろ聞くことが求められます

それを「聞きすぎずに自由に記述してもらう」とは、どのようなことでしょうか



認知問題を通じて、認知過程という目に見えない中枢神経系の働きを評価・治療することが求められます

ヒトが環境世界と関係を築く(情報の収集する)ときに働くのが認知過程と言われています(認知運動療法入門―臨床実践のためのガイドブック

また、「運動」は環境世界との相互関係を築くための手段である言われています(認知運動療法講義

つまり、認知問題によって物体と相互作用するときに

情報を収集するために働くのが認知過程であり、

収集される情報によって現れる運動は変化します

適切な情報が収集されなければ、特異的病理といった運動の異常が出現します

目に見えない認知過程の状態を推測するためにも外部観察が重要になると考えます



治療を行うためには、まずは患者さんの認知過程の状態を評価することが重要になると思います

そこで、評価のはじめでは、あえて細かいことは聞かずに

(認知問題を通じて)物体と相互作用させ、

そのときの特異的病理の有無を観察します

特異的病理が観察された場合、

セラピストは

「適切な情報を収集することができていない(適切な知覚仮説を立てることができていない)」

と考えることができます


そして、仮説を検証するため展開へと進みます


まず、特定病理の原因となっている「不適切な情報」とはなにかを知ることが必要になります

そこではじめてセラピストが

「どのように感じるか」

「どのような感じの違いから問題を解いたのか」


といった患者さんが立てている知覚仮説を知るための問いかけを行います

次に、「適切な情報」を知るために健側で同じ認知問題を行い、

適切な知覚仮説の立て方を調べます

そして、健側での経験を活かして患側でも適切な知覚仮説を立てて認知問題を解くように導き、

正答率の変化や特異的病理の変化を観察します

正答率が向上し特異的病理が制御されると、

「適切な情報が収集できたので特異的病理が制御された」

と考えることができます


治療前後の変化を評価することは、セラピストの立てた仮説を検証するためにもとても重要なことだと考えます

以上のように、評価から治療へと展開し、治療前後の変化を評価するために、

「はじめは細かいことを聞かずに患者さんに自由に記述してもらうのが良いのではないか」

と述べられていたのだと感じました



上肢の講義や症例検討も多くのディスカッションが交わされ、とても有意義な時間になりました


初めて参加される先生もこられており、勉強会終了後にディスカッションさせていただきました

今回は「なぜスポンジを使うと筋緊張の制御が認められるのか」ということでした

自分なりに説明させていただきました



勉強会終了後はスタッフの先生方にお茶に誘っていただきました

とても嬉しかったです

お茶を飲みながらここでもディスカッションです

今回の講義・症例検討の内容や臨床についてなどなど

熱い話で盛り上がりました


家にたどり着いたのは11時半でした

満足感のある疲労感でした


ブログランキングに参加しています
少しでも多くの方に認知運動療法を知っていただくために、皆さんの応援をよろしくお願いいたします
皆さん応援が力になります  以下のバナーをワンクリックお願いいたします
人気ブログランキングへ1票  ブログランキングのバナー
日本ブログ村 リハビリへ1票 にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://neurocognitive.blog105.fc2.com/tb.php/22-fd430e64
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。