脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

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去る8月18日に、京都認知運動療法勉強会

クローズ勉強会に参加してきました

今回は、イタリアで研修中のセラピストが一時帰国しており、

イタリアの臨床についての講義をしていただきました

イタリアの臨床を通じて感じることとは…


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去る8月18日に、京都認知運動療法勉強会

クローズ勉強会に参加してきました



今回は、現在、イタリアの

認知神経リハビリテーションセンター

で研修中の松田耕宗先生が一時帰国しており、

イタリアの臨床についての講義をしていただきました



今回の勉強会は、

認知運動療法ベーシックコース以上を修了したセラピスト

が対象でした



認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の臨床をディスカッションするために、

少人数で行うことが目的であったようです



当院からは6名で参加させていただきました





いつものように電車に揺られて京都駅へ





珍しく6時40分に到着



勉強会は7時からということもあり、

京都駅前のビックカメラでパソコンを物色



触ってみたかったパソコンがあったのですが、

なかったので、すぐに退店



すぐに勉強会会場へ



今回は、23名の参加です

7時から、いよいよ勉強会が始まります





松田耕宗先生から、

イタリアの研修を通じて学ばれた、

認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の
                臨床を行うための重要なポイント


を講義していただきました



治療の対象は、特異的病理であること

動作を観察するためには、
           機能系(詳しくはコチラの視点が重要であること

セラピストは、患者さんの認知過程を
           活性化することを常に考えること


などなど



日々の臨床で、重要性を感じていることも多くありました





その中で





特に、印象的であったことは





課題を行う前に、常に準備が整っていることの重要性

常に論理的に考えることの重要性




です



課題を行う前に、常に準備が整っていることの重要性とは、

患者さんに対して、認知問題を行う前に、

どのような援助を行えば認知過程が活性化されるのか

などの準備を十分にしている

ということです



日々の治療の繰り返しによって、

患者さんの認知過程(詳しくはコチラ)の特徴が、

プロフィール(詳しくはコチラ)として集められます



その中で得られた認知過程を活性化するための、

どのような手順で行うべきか

どのような言葉かけるべきなのか

どのような設定で行うべきか


といったポイント(ポジティブ因子→詳しくはコチラ)を把握し、

毎日、課題を行う前には、

効率よく学習していただくための具体的な手順に関する準備

がセラピストの中で、整っているということです



認知過程を活性化することやプロフィールの重要性を認識していながら、

私自身は、その準備が不十分であることを反省しました





次に、常に論理的に考えることの重要性です



イタリアの認知神経リハビリテーションセンターでの臨床では、

セラピストが行う治療が、

論理的に考えられているものか

ということが常にチェックされるそうです



少し、いつもと変わった課題をしている場合や、

いつもと言葉かけが異なっていた場合には、

「どのような考えのもとで、行っているのか」

「機能系とはどのように関連しているのか」


といった質問をすぐにされるそうです



課題を行う前の準備や課題中の声掛けなど、

セラピストがどのような仮説(詳しくはコチラ)を立てているのか

つまり

セラピストが患者さんの病態をどのように考えているのか

といったことが厳密に求められているようです





まだまだ、自分が未熟であることを感じるとともに、

少しでもイタリアの臨床に近づけるように、

努力していかなければならないことを突かんしました








認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の臨床は、

論理的な思考と複雑な手続き

が求められます



はじめは、理解するのに苦労される方も多いと思います

中には、途中で挫けてしまう方もいるかもしれません








しかし







忘れてはならないことは、

人間はそれだけ複雑な存在

だということです



一人一人、患者さんは異なる存在です

注意の使い方

記憶の良さ

言語機能

などなど

健常者でも一人一人異なるうえに、

骨折や脳卒中によって、それらに問題が生じているのです





患者さんの病態は、とても複雑なものになります









しかし









患者さんの機能回復を目的として、

患者さんがより良く学習するための方法を見つけること

セラピストの役割だと思います











患者さんは、病から逃げることはできません


セラピストは逃げてはいけないのです



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コメント
この記事へのコメント
音楽療法士 MT
海外のセラピストは凄く患者さんと一体感が有りますね。日本では考えられません。皆、机上の考えやマニュアルに捕らわれ過ぎている感が有ります。
今日は このブログのコメントを通して『MT◆音楽療法士(療法)』について書き込みします。
日本では名前さえ知られていない資格ですが海外ではミュージックセラピーとして認知療法の一環としての役割を果たしています資格取得者(MT)も増えているそうで仕事として成り立っています。
でも、日本では国家資格ではなく仕事ではなくボランティア活動の一つとして特養や知的障害児施設で 歌や楽器を演奏してみたりする事が主流です。私が思う事は、音楽療法が『認知音楽療法』として認知運動療法の一環てして役立つ仕事になれば…と思い 音楽療法士への道に方向転換しようと思います
先生方とは方向性が違っても、いつか一つの道に繋がる様に努力したいと思っています。
2009/08/22(土) 01:34 | URL | てるすけ #V5TnqLKM[ 編集]
新しい道
>てるすけさんv-22

音楽療法士とは、これから発展していく分野ですねv-21

新しい道に進まれることは、とても勇気がいることですねv-352

分野は異なるかもしれませんが、「患者さんのために」という目的は同じだと思いますv-354

新しい分野への道のりを、また、お聞かせくださいv-352
2009/08/23(日) 12:21 | URL | 白いなまけもの #-[ 編集]
追加と修正
患者さんの問題点についてですが特異的病理が重要なのは言うまでもありませんがそれが存在しない場合や問題として再重要ではないケースもあります。失行症や小脳の機能障害など…ですので外部観察上認められる異常と患者さんの訴え、それに基づくセラピストの評価(他動運動、自動運動、知覚能力が指示や質問、イメージの想起などによって変化するか)を通じて訓練を構築していきます。
損傷部位から考えられる仮説に則り訓練を構築する。左小脳損傷の患者さんの知覚問題に対して頭頂葉損傷の患者さんのような選択的注意や身体内参照の問題を疑う前に患者さんの情報構築シミュレーション能力の問題を疑い訓練を立案してみる。
つまり頭頂葉損傷の患者さんなら対象物に対する現象学的な記述から患者さんの知覚の問題に近付いて行くこと(例えば健側で行い記述について気持ち良いとかやさしいとかの記述から患側でもその気持ちよさや優しい感じが用意できますか?といった具合)が可能でしょうが小脳なら健側で如何にしてこのような知覚に至ったのかの過程をシミュレーションさせてからつまりイメージさせてから(つまりプロセスを盛り込む)患側に移る。
これは患者さんのカルテの討論の中で合った話ですがうる覚えなので間違っている部分もあるかも知れません。
以上のような過程を経て訓練を構築します。準備しないで臨むと散々な有様です。日本でやっていた時もそうでしたが上手くいったと思った次の日には落とし穴が来る。多分、上手くいった次の日はあまり考えないで訓練に臨んでいるんだと思います。また全くうまくいかなくて泣いてしまうぐらい落ち込んだ次の日、結構訓練が上手くいくものです。(そういう時は眠れないくらい訓練を振り返ってシミュレーションしてもう一度位置から確認してやろうという気持ちで臨んでいるからでしょうが…)
Villa Miariでは入院の患者さん2人(午前90分午後90分)と外来(1週間に2回60分以上2人)しか診ない(僕は入院1人に外来2人です)ので日本で臨床に臨まれているセラピストは本当に大変だと思います。ただ日々感じるのは自分は患者さんと共に何を学べるか?という疑問です。患者さんが家に戻っても何かしら一人で十分が日々試みてすごしていく生活の中でも何かを学んでいける能力を患者さんと共に学べたか?この観点が抜けていると自分の日々行っていることは意味を持たないのではないか?ということです。
 毎日、患者さんと接していておそらく日本の病院では考えられないくらい地道に行われています。(僕の患者さんは非常に感覚と注意の問題が大きかったので1か月程度、足部がどの方向に動いたか足首が閉じたか開いたか、どのくらい開いたかを続けていました。もちろん指示や質問の変更はありましたが…)日本でそんな風に時間をかけられないのは重々承知の上ですが、それだからこそ気持ちを落ち着かせてゆっくり一つ一つ丁寧に行うことを心掛けてください。患者さんに沢山の問題を解かせることより患者さんが治療のたびに何かを学ぶことができたかが最重要です。
長々と駄文申し訳ありません
2009/09/26(土) 21:13 | URL | Koso #-[ 編集]
厳密な準備
>Kosoさんv-22

イタリアからコメントをいただきまして、ありがとうございますv-233

損傷部位の機能を考えたうえで、どのような訓練を構築するのかを考え、
準備を整えた状態で日々の訓練に臨むことは、とても重要なことですねv-21

「なんとなく」訓練を行うのではなく、日々の仮説‐検証によって積み上げられた知識をもとに、
「どのように援助すれば良いのか」といった具体的な準備を行わないとなかなかうまくいかないものですねv-356

>患者さんが家に戻っても何かしら一人で十分が日々試みてすごしていく生活の中でも何かを学んでいける能力を患者さんと共に学べたか?この観点が抜けていると自分の日々行っていることは意味を持たないのではないか?

本当に大切なことだと思いますv-352
患者さんは、日々の生活において動く必要性があることから、
セラピストが訓練で「何を教えるのか」が重要になると考えますv-354

セラピストが行う訓練が、患者さんの現在の生活において問題となっている適切な難易度の動作につながっていることが必要になると考えますv-190

患者さんが寝返りや起き上がりに問題を抱えているのにも関わらず、
セラピストが難易度が高い歩行に対してのみアプローチをしていたならば、
なかなか訓練効果が出ないことがありますv-393

患者さんの日々の生活における問題点を把握したうえで、
患者さんの動作レベルに応じた訓練を行うことがセラピストに求められると考えますv-280

私自身は、日々の訓練において必ず
「この動作を行うときには、このように気を付けてくださいね」
と動作につなげることを心がけておりますv-355

「患者さんが何を学ぶことができたのかv-361
とても大切な言葉をありがとうございますv-22
2009/10/01(木) 06:47 | URL | 生野達也 #-[ 編集]
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