脳梗塞・脳出血や整形外科疾患の後遺症に対する新しいリハビリ方法である認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の紹介。 麻痺や痛み・しびれの回復へ向けた日々の取り組みや基本的な考え方の紹介、相談コーナーもあります。

2017/09123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/11

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
認知運動療法は認知理論に立脚しており、「運動」に対しての解釈が従来のリハビリテーションとは異なります

認知運動療法を臨床で行うためには、

認知運動療法における運動の捉え方を理解することが重要になると考えます

認知過程を活性化し、環境世界との関係を作り出すために、

中枢神経系は情報を収集しなければならないと言われています(認知運動療法講義P23)

それを表す図として、書籍によく書かれているのがAnochinの「機能環」になります

今回は、認知運動療法における「運動の捉え方」について機能環の図を見ながら整理していきたいと思います


ブログランキングに参加しています
少しでも多くの方に認知運動療法を知っていただくために、皆さんの応援をよろしくお願いいたします
皆さん応援が力になります  以下のバナーをワンクリックお願いいたします
人気ブログランキングへ1票  ブログランキングのバナー
日本ブログ村 リハビリへ1票 にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ
認知過程を活性化し、環境世界との関係を作り出すために、
中枢神経系は情報を収集しなければならない


と言われています(認知運動療法講義P23)

それを表す図として、書籍によく書かれているのがAnochinの「機能環」になります(図2)
機能環


情報を収集するということは、受動的ではなく能動的な行為と考えます

環境世界には多くの情報が存在しており、

ヒトがどのような目的でどのような情報を収集したいのか(どのような情報に注意を向けるのか)といった

「意図」によって収集される情報は異なる

と言われています(第1回認知運動療法マスターコース文字お越し資料)


また、中枢神経系が必要とする情報は物体との相互作用を通じて収集され、

物体との相互作用に準じた運動シークエンスの組織化が要求される
と言われています(認知運動療法講義P23)。


例えば、同じ物体へのリーチングにおいては、

物体の重さの情報を知ろうとする時と、物体の大きさを知ろうとする時では

外見の運動は同じであるが、中枢神経系で組織化される運動シークエンスは異なると考えます


そのため、認知運動療法における「運動」は、環境世界との相互関係を築くための手段であると考えられ、

「運動は世界に意味を与えるための手段」であると言われています(認知運動療法講義P23)

つまり、患者の意図によって、中枢神経系がどのような情報を得るかといった、

情報の種類に応じて、(目に見える)運動は変化すると捉えられていると考えます



ヒトの行為は、時間的・空間的な変化を続けており、時には外乱などの予測しない事柄にも対応することが求められます

前回の「認知過程とは何か」で、

環境世界との関係を作り出すために認知過程が活性化するとありました

行為は、時間的・空間的な変化を続けていることから、身体と環境世界との関係が複雑に変化していくことになり、

中枢神経系に必要な情報も刻々と変化することになると考えます

したがって、環境世界の変化に応じて必要な情報を収集するために、

臨機応変に認知過程を適切に活性化するといった

変容性(第1回認知運動療法マスターコース文字お越し資料)が中枢神経系には求められます



認知過程の活性化によって得られる情報の種類に応じて、

組織化される運動シークエンスが変化することから、

「運動はいくつもの認知的な機能の環がつながったものの最後に繋がる(目に見える)環である」

と言われています(2006年認知運動慮法アドバンスコース文字起こし資料)

このことは、Franca Pante先生が氷山のメタファーを用いて説明されており、

海に浮かんだ氷山の頭の部分(見える部分)が「運動」であって、

海の下の見えない部分には氷山の大部分(認知過程の各要素)が隠されている


と言われていました(2006年認知運動慮法アドバンスコース文字起こし資料)(図3)。
氷山のメタファー図


つまり、外部観察上、目に見える運動の背景には、
物体との相互作用によって情報を得るという、
目に見えない中枢神経系の働きが隠されている
と解釈できます



今回、運動の捉え方について整理してみました

不足している点などございましたら、ご指摘していただければと思います

よろしくお願いいたします


ブログランキングに参加しています
少しでも多くの方に認知運動療法を知っていただくために、皆さんの応援をよろしくお願いいたします
皆さん応援が力になります  以下のバナーをワンクリックお願いいたします
人気ブログランキングへ1票  ブログランキングのバナー
日本ブログ村 リハビリへ1票 にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへ



コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008/10/11(土) 10:39 | | #[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://neurocognitive.blog105.fc2.com/tb.php/10-f4c1ac50
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。